驚愕のプロデュース手法!たったの半年で世界デビュー!
笑って遊んで企画して。エエモン(良い物)はどこ持っていってもエエモンや。
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 異業種コラボレーション、たったの5000円から一年で海外進出!
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  2003/07/06----vol-02
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 今回のメインテーマ : 新規事業を計画するにあたって
 目次 *始まりにあたり具体的な内容について
    1)プロデュース(戦略)
    2)現在進行のPプロジェクトの報告
    3)匠の仕事
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 *始まりにあたり具体的な内容について
 さて、始まりです。前回号でおおまかなメルマガの流れは説明しましたが、
 今回はそれぞれの項目ごとにどんな内容かをまず説明します。

 1)プロデュース(戦略)
  このプロデュースの項目では、主にファッショングッズやブランド、お店
 などのプロデュースについて、過去の例や一般的な方法や具体的な事などを
 交えて書いていこうと思ってます。それと、それを考えるために必要な情報
 の入手方法、知っとかないといけないことなど、勉強嫌いには耳の痛い話も
 盛り沢山! かもしれません。おおまかに言えば戦略の立て方です。
 私自身は専門の勉強などしたことがないので、実践からあみだした自己流で
 す。どうしても必要な部分は専門書などで勉強してみてください。
  

 2)現在進行のPプロジェクトの報告(戦術)
  一昨年の末よりスタートしたVプロジェクトと、その中で進行中のPプロジ
 ェクト。何の事かさっぱり分からないでしょうが、読めば納得!一番現実的
 な話です。
  現在進行形の同プロジェクトの進展具合と、それぞれの具体的な計画につ
 いてをリアルタイムに報告します。つまり戦術についてです。

 
 3)匠の仕事
  皆さん御存じのように、日本には素晴らしい技術がたくさんあります。
  しかし、ファッションに限って言えば、洋服自体が西洋の服ということで、
 どうしてもヨーロッパやアメリカを見てしまいがちです。
  名工によって伝えられてきた日本の宝(技術)をもっと知ってほしい。後
 世へ伝えてほしい。そのためには現代の人々が受け入れやすい物やデザイン
 で提案していきたい。
 そんな思いで、まず私が取り組んでいる鞄の事から書きはじめます。ゆくゆ
 くは国内のいろんな産地から、お宝(技術)情報を出していきたいですね。
  このへんは既に専門のメルマガがあるかもしれませんが、どこかと協働し
 て進めていけたらと思います。

 以上が、これからの当メルマガの内容です。あせらずさぼらずに続けていき
 ますので、よろしくお願いします。

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 1)プロデュース(戦略) 
  まず最初に、プロデュースって何?
 私自身が考えるのは、ある物や事柄についてどのような意図でどういう目的
 をもって、誰が何をどのようにするか?という事を考えること、です。

  それには、時期、期間、お金、人員等たくさん絡み合ってきます。それを
 具体的にまとめて、協力者に説明し、行動してゆくのがプロデュースです。
 世の中にはいろいろな事があります。最近良く使われるプロデュースという
 言葉ですが、音楽・空間・映画・フード・ウェブ・イベントetc・・・・・

  つまり、全体を掌握してまとめることですよね。言うのは簡単ですが、そ
 のためにはそれぞれの業界についての専門知識が必要だったり、国の許認可
 が必要だったりします。
  最近は異業種コラボレーションが盛んですが、これまでの業界のやりかた
 を変えた部分でアプローチすることで、新しい顧客の獲得や、新しいサービ
 スが生まれたりします。そんな中で注目され成功を収め新しい時代を作って
 ゆくのがプロデュースの醍醐味でしょう。
 
  そんなの難しそうとか、専門知識がいるから無理そう・・などと考えない
 で下さい。人間多かれ少なかれプロデュースはしているのですから。

  人間一番大切なのは自分自身のプロデュースです(そう、人生の設計は自
 分自身のプロデュースなんですよ)。根本はここです。
  皆さん、このことを忘れている方が多いようです。何ごともきちんとした
 物や計画を達成しようと思ったら、まず設計図を作ります。人生設計です。
  
  どこの学校で、何を勉強して、どんな会社へ入って、将来はこうなりたい。
 これが自分の人生のプロデュースですね。でも、思ったようにいかない、リ
 ストラされたなど前途は多難です。それに対して対処法を考えながら進めて
 ゆく。危機管理をしながら進めてゆくのは人生も事業も同じです。

  今回のメインテーマである 新規事業を計画するにあたって ということ
 ですが、一番大切なのは、自分はどう生きたいのか?どんな人生にしたいの
 か? 例えば結婚しても仕事続けるか(主に女性の方)、どこに住みたいか
 (海外や大自然の中に住みたいけど、お店は都会のど真ん中でやりたい)
 などなど、人生の設計に合わせて新規事業も考える必要があります。次にど
 んな目的で事業をしたいのか、ボランティアなのか大儲けしたいのか、身内
 や地元の為にという場合もあります。
  そういう根本的なコンセプト・目的があって初めて具体化されはじめます。
 ここがしっかりしていないと、後に迷走してしまいます。

  よく考えて下さい。あなたはどう生きたいですか? 誰のために一生懸命
 になれますか? 人より抜きん出ている事は何ですか(優しさや忍耐強さで
 も良いです。思い付かなければこれからこうなりたいと思い続ければ良いで
 す)? じっくり何年かかっても考え続けてみて下さい。

  これを一生懸命考えて、やりたい事や進むべき道が決まったら、後は簡単。
 それがかなうように、そのとき出来る事から始めていけば良いのです。
  あせらず、さぼらず、良いと思った方向へ一歩づつ進んで下さい。


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 2)現在進行のPプロジェクトの報告
  このプロジェクトは、2001年の11月頃からスタートしました。
 知人のとある車両販売店に相談を受け、新規の店鋪の相談からスタートしま
 した。このメルマガの副題にもなっている、異業種コラボレーション たっ
 たの5000円から一年で海外進出!の始まりです。

  その前に説明ですが、このコーナーで出てくるプロジェクトはVとPの2種
 類があります。Vというのはショップのプロジェクトで、その中のブランドと
 してPブランド(プロジェクト)が存在します。
  
  5000円? そう、その時の焼き鳥屋の代金です。ごちになったお礼に世界
 最大規模の内容を誇るショップのプロデュースをし、なお海外のセレクトシ
 ョップからもオーダーがくるキャラクターブランドまで立ち上げたのです!

  このプロジェクトが上手くいっているのは、古い体質の車両販売業界にあ
 りながらも、他社と差別化を図りながらリスクをもって革新的に事業展開を
 しようとする挑戦的経営者の姿勢につきます。

  最初私は、車両とそれがある生活をファッションとして提案し、そうする
 ことにより新しいマーケット・顧客を開拓しよう、という方向性を提案しま
 した。お互いに南九州の出身で芋焼酎好きということで、ミーティングは芋
 焼酎のおいてある店。毎度、焼酎の酔いと新規事業の話で大盛り上がりでし
 た。数回のミーティングの後、言葉では伝わりにくいイメージ・カラー・シ
 ョップの見せ方などを4枚のマップにまとめ提出しました。

  反応はすこぶる良いもので、イメージ・コンセプト・ショップデザインの
 方向性とターゲットなどを分かりやすくまとめたマップは、その後設計コン
 ペ用のベースとなり、ショップスタッフの意志統一や取引き業者との交渉時
 などと大活躍で、現在でもほとんど当初に作成したマップに沿って事業が進
 められています。

  年が明けて最初のミーティングから1月半が経った頃、複数の設計事務所
 ・建築会社で建物のデザインコンペを行ないました。先のマップに合わせて
 どれだけ表現が出来るかが重要なポイントでした。
  結果はそれまでに3~400件のファッション関連のショップを手掛けてきた
 デザイン事務所に決定。それからの価格交渉は社長の役目。ただただイメー
 ジ通りの建物が出来るよう完成を待ち続けていました。

  私は匠乃株式会社 という会社を経営し、社員もいてVプロジェクトの他
 にも専門学校講師等をしておりました。そのため、かかりっきりではなく
 建物が始動するまではそれ以降の事業方針を考えたり、新ショップのスタッ
 フを手配したり、オープンへ向けてのマスコミへのプレス活動と、それまで
 の車両販売店にはない内容で動いていました。

  このVプロジェクトで私が力を入れたのが、ファッション業界的MD手法で
 す。車両販売の業界は2輪4輪とも非常に閉鎖的で、マスコミ関係も専門の
 メディアが主体となっています。
  そのためにプレスもファッションやリジョーナル中心、案内カードやオー
 プン記念品もファッションを意識しての展開としました。

 オープンまでまだ話は続きますが、今回はこのへんで。
 次回はその中で生まれたオリジナルキャラクターのPプロジェクトの事をお
 話します。
 
”””””””””””””””””””””””””””””””””””
 3)匠の仕事
  以前より県のベンチャースクールで勉強したり、市の関係する財団法人
 関連の会合へ出席していたつながりなどで、ある時バッグデザイナーとし
 て兵庫県の豊岡市へ地場産業鞄産地の視察旅行へ誘われました。

  それまでは自前ブランドの生産は地元神戸や大阪の工場を使っていたの
 ですが、私の中で、国内最大の鞄産地豊岡というのはダサイ量販バッグや
 古臭いカバンのイメージしかありませんでした(豊岡の皆さんスミマセン)。

  別名カニツアーというとおり、楽しみは視察後のカニと思って行ったの
 ですが、地場産業会館で地元鞄組合の方の説明をうけた後に視察した、数
 件の工場で出会った産地の技術とエネルギーは、それまでのイメージをひ
 っくり返し、物作りの素晴らしさと新しい活力を与えてくれました。

  ほんの2件でこれですから、探せばもっと奥深い物が眠っている・・・
 ただ、見せ方や表現方法などの外への出し方が上手くないので、皆に知ら
 れていないのだと強く感じました。

  私が中学生の頃にマディソンバッグが流行ってました。ただの流行では
 なく持っていて当たり前の勢いで国内を凌駕していました。
  そんな豊岡産地も昭和52年の円高から元気がなくなり、安い海外製品へ
 主役の座を奪われてしまいました。しかし、まだ産地にはたくさんの宝物
 が眠っています。長い伝統の技術とノウハウです。
  この技術をきちんと説明し、現代へ受け入れられるデザインと機能でマ
 ーケットへ提供すれば、必ず受け入れられると確信しています。

  今後このコーナーでは、私が甲(KOH)というブランドで製品化したト
 ランクの匠の技から、その他の工場が取り組む新しい技術、豊岡以外の
 産地(主に兵庫県です)の匠の技等を取上げていこうと思っております。

  全てを商品化して、皆さんの前に出したいのですがそんな訳にもいきま
 せん。どなたかお力を貸していただける方がありましたら、よろしくお願
 いいたします。
  国内の技術と伝統を少しでも後世へ残せるよう、日本の技術を世界中で
 自慢できるよう、一緒に頑張りましょう。

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記事中に出てくる内容の一部は、こちらのHPで御覧いただけます。
ファッションミッション21 = http://www.fm21.com
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 次回以降のメインテーマは
 Vol. 3 ショップ企画にあたって
 Vol. 4 商品企画にあたって
 Vol. 5 新規ブランド企画にあたって

 取上げてほしい内容等ありましたらメールにてご連絡下さい。

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