匠の『三世代固鞄』カタログ 2009 Vol.6
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匠2左上:今上天王ご外遊用船箪笥完成時の職人方左:使い込まれ、磨き込まれた工具木枠が入った革トランクの製造風景。下のミシンはベニヤ板と革を縫い付ける強力なミシンです。手縫いする部分は目打ちをして、ひと針ひと針丁寧に仕上げられていきます。職人の手豊岡には、たくさんの鞄職人がいます。それぞれが専門の分野を担当し、長い年月、同じ作業を黙々と続けています。金具の研磨、メッキ、鞄の縫製、内装の縫製、皮革の縫製、木枠の製造、焼印押印など、それらの職人が揃ってはじめて鞄が出来上がります。 一人の熟練職人がいても鞄は出来ません、豊岡全体で大きな一つの鞄工場なのです。そして、それぞれの職人が日々研鑽し、失敗を重ねた大きな時間の上に、今の豊岡鞄「匠乃革トランク」が産まれます。

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