素揚げ無垢ヌメ革中型クラシックトランク

宮崎様トランク

中型クラッシック革トランクMiyazaki-model

素材 外側:牛ヌメ革素上げ白ヌメ革
   内張:ピッグスウェード 若草色
芯材:ボール芯

サイズ 48-31-17(cm)
仕様 ・内部に革焼印タグ紐付け
   ・取り外し式焼印入りネームタグ
  ・フタ内側ジッパー開閉ポケット
  ・荷物留めベルト2本
   ・真鍮製鍵
  ・外部に2本ベルト(ベルト幅は約30mm)
   ・ベルト通し(フタ面上下2箇所に手縫い付け。背面には鋲打ち)

中型トランクを検討しているのですが、
?内装にピッグスウェ-ドやSOU-SOUのキャンパス生地、その他等で対応できますか?
?肩掛け(着脱式)の取り付けは可能ですか?

問合せフォームより以上のご質問をいただきました。
対する回答は、

【回答】

1)内装ですが、お好きな生地や素材で承っております。ただ、トランク製作上
で注意が必要な場合もありますので、簡単に説明さし上げます。

先ず、布地ですが、お客様にお選び頂く場合にお願いするのは「色落ちしないも
の」ということです。中に入れるモノが色移り関係ない(金属製品など)場合以
外は、濡れた衣料品などいれた場合に色移りしない素材ということで選んで頂い
ております。

また、キャンバス地や厚手のデニム等はそれなりに重たいので、出来れば薄い生
地をお勧めしております。

ナイロン生地を望まれる場合もありますが、ナイロン生地は接着剤が付きにくい
ので内装が剥がれやすくなります。

ご希望のあります豚革ですが、若干重くなりますがご要望の多い素材です。
高級感がありますが、革代金で3万程アップします。

sou-souさんの生地は、以前うちでsou-souがま口財布の製作を承っており、
sou-souブランドでトランクを販売できないかということでサンプルで作成
したものです。
なので、うちで勝手に使えるものではないのでした。

2)ショルダーストラップの取付けは可能です。
これによる追加料金は、3万程です(ショルダーベルトの革の使用量等で変わり
ます)。本体内部に型くずれ防止のために金属プレート等で補強等が必要なの
で、工賃と材料代で3万程掛かります。

ということで完成したトランクです。
ご覧のように、内装は若草色のスウェードです。
フタの内側にはジッパー開口式のポケットがついています。

下の写真はフタを留める革です。
内装はネジ留めされています。細かい部分まで丁寧に折返されています。

把手はふくよかな印象の革芯です。出来立てなので汚れないようにビニールが
まかれていますが、ふっくらとして厚みのあるフォルムが重たい物を持ち運ぶ
時にも、手に優しく馴染みます。

最初のお問い合せが10月11日で、仕様決定して本注文が10月23日でした。
当初、100日程とお伝えしていた納期ですが、職人さんが雪下ろしで体調を
崩され(この冬は年末から年明け、1~2月と例年にない大雪の年でした)
結局、納品出来たのは注文から120日ほど経った2月19日でした。

納期が遅れて申し訳ございませんでした。

『匠乃固鞄』法衣トランク

法衣鞄

【基本仕様】                       
サイズ(内寸):巾 630mm×縦 400mm×厚み130mm      
      素  材:牛ヌメ革 色/黒、ブラウン、キャメル(他応相談)
内部仕様:フタ裏側ゴム口ポケット大      
     本体内両サイドゴム口ポケット×2 
荷物抑えゴムベルト    
     コットンツイル生地張り(色変更可)
宗紋・名入れ焼印入り革タグ  
付 属:鍵ホルダー×1、ネームホルダー   
価 格:300,000円(税別)           

納 期:本製品は、ご注文を頂いてから製作いたします。
       このためご注文から約70~90日後のお届けとなります。

フタの内側:ゴム口の大きなポケットがつきます。   
焼印で山名・寺名・宗紋などを入れた革タグがつきます。
内装生地:基本は生成り色ですが、同素材で変更可能です。 
また、ポケット形状の変更も可能です(別途料金がかかります)
内部仕様:本体内両サイドにゴム口ポケット×2、ゴムの荷物ベルトがつきます
仕様・購入についてのご質問は、電話/メールでご連絡下さい。
電 話:匠乃トランク 078-265-6162(担当門田かどた)
メール:info@fm21.com
https://www.fm21.com/wp/contact/

イタリアンオレンジの中型クラシックトランク

terao-model

【仕様】

中型クラシック/仕様変更

皮革:イタリア製ヌメ革オレンジ
内装:コットンツイル/エンジ
寸法:485-300-170mm
   (外寸基準)
内部:本体内部荷物押さえベルト
   蓋内側ポケット×1
   本体内両サイドポケット
付属: 大陸鞄把手へ変更
   ネームホルダー

2014年9月 一本の電話がかかってきました。

「今、岡山なんだけれど、今から行って鞄見られる?」

【仕様決定まで】

 午前にお電話を頂き、その後、新幹線とタクシーでショウルームへお見えになりました。

「東京へ帰るんだけどさ、その前に鞄が見たくなって」ということでお越し頂いた方は、大の鞄好きといことで、以前より豊岡鞄の展示販売等で日本橋三越で鞄をご覧になったことがあったそうで、「旅行用に持ち歩く鞄をパッとした色で作りたいんだよね」と、当初はイタリアの深い緑色の革をお選びになり、把手の形状を変更されて東京へ帰って行かれました。

 数日後、お電話が入り、「やっぱり緑じゃなくてオレンジにする」ということで、12月に出来上がったのがコチラの鞄です。

「家にもさ、別荘にも鞄だらけなんだよね。だけどさ、病気で胃も切っちゃってるから、あちこち旅行しながら好きにやってるんだよね」と仰っておりましたが、どうか長生きして、この鞄で旅の思い出を増やしていって下さい。

 そして次は、イタリアのグリンの革で鞄を作って下さい。

匠乃トランク 門田