某屋根ボストンのゴルフ鞄

mitsuhori golf bag
作品集に「NHK2」とある棒屋根のボストンバック(グラッドストンバッグというようです)ですが,同じような口金の金具が3種類あるとのことですが,このスタイルで,ゴルフの靴,小物類や着替えを入れるためのものをお願いしたいと思います。
敢えてゴルフ用と申し上げたのは,幅が50cmあると,ロッカーに収まらない場合があるからです。
また,素材はカーフで,内張もポケットも何もつけない(靴,小物類,着替えはそれぞれ別の袋に小分けしているので)仕様でお願いした場合,納期と料金はおいくらいでしょうか。
お忙しいこととは拝しますが,御教示賜りたく存じます。
棒屋根グラッドストンバッグ
40cmの金具で仕様しました。

ショルダーストラップのご希望がありましたので、上の写真で把手の両サイドにストラップ用の金具を取り付けてあります。

棒屋根グラッドストンバッグ全開
フルオープンした状態です。四角いバケツ状で、中の状態がわかりやすく出し入れもスムーズです
棒屋根グラッドストンバッグ
折りたたまれる部分のカーブが綺麗です。
中に物が入って重量がある場合にも形が保たれるように、皮革は相応の厚みと硬さが必要となります。

牛ヌメ革のパイロットケース

pilot case

Inoue model Pilot case
外装:牛ヌメ革
内装:コットンツイル
寸法:420-285-140(125)mm(内寸基準)

パイロットケースは、元来飛行機の操縦士が操縦時に必要な書類を入れるケースで、座席横スペースに置いて上部から書類の出し入れを出来るような作りになっています。

「サイトにあるKITAモデルと同じパイロットケースをお願いします」
とのご要望でお作りしました。
やり取りの中で、若干サイズの変更の依頼がありましたが、それ以外の皮革色やポケットなどの仕様はKITAモデルを踏襲しています。

ツーリング用革トランク

ツーリング用トランク

2017年にファーストコンタクトがありました。

財布、免許証、各種カード等々、身の回り品を入れて常に持ち歩けるトランクを考えています。
サイズは、ゼロハリバートンのLMA-SI位(しかし、これには長財布が縦に入らないんですよね・・・・サイズが中途半端)。
バイクのタンクバックとしても使いたいので裏面にネオジウム磁石を仕込んだフラップをつけたいです。(使用する磁石は選定加工済み。)
今まで色々なミニトランクやバックを使ってきてやっと自分が求めているサイズたや要件を整えることができましたので、残りの人生を共に過ごせるものを製作していただきたいです。
可能であるならメールではなく実際にお会いしてご相談したいのですが可能でしょうか?
特に急いでいるわけではありません。
納得のゆくものにしたいので時間はゆったりかけようと思っています。
よろしくお願いします。

2019年6月、いよいよトランクの設計検討にはいりました。
それから2ヶ月かけてデザイン、素材やパーツの選定を行い8月に製作開始して10月に完成。名古屋から神戸まで車やバイクで6回も足を運んでくださいました。
実はこちらのオーナー、某自動車メーカーで実験開発をされている方。随所に細かいこだわりや設計思想が込められております。
こちらが完成したトランクです。

ベルト留め中央の黒い部分には、オリジナルのエンブレムが取り付けられます。
バイクのタンクへ取り付けるため、四角く盛り上がっている部分にはネオジウム磁石が仕込まれています。
磁石の入ったフラップはドットボタンで本体へ取り付け。本体側の磁石が当たる部分には、内部に磁力を遮断するための2mm厚の鉄板が仕込まれています。
中はごく普通にゴム口のポケットのみ
タンク装着! 実は横向き取り付けのつもりが、幅的にハンドルへ干渉するため縦方向となりました。
マグネットフラップはタンクへ沿うように張り付き、八つのドットボタンでトランクと固定されます。
高速道路やワインディングロードをかなりの距離走破しても、全く問題なかった、とのこと。
オフロードタイプには、把手を使って引っ掛けているそうです(引っ掛け金具も自作とのこと)