宮内庁御用職人謹製革鞄、『匠の革トランク』ピッグスウェード内装の豪華蛇腹トランク

ブラウンヌメ革にベージュのピッグスキン内装で、
豪華な表情の蛇腹トランクです。

サイズ(内寸)
横 :475mm(455)
高さ:345mm(330)
幅 :190mm(170)+40mm

本体:牛ヌメ革ブラウン
内装:ベージュ色ピッグスウェード
パーツ:真鍮/亜鉛メッキ金色金具
    

内部:内装仕様皮革はげヌメ革
荷物固定ベルト(着脱式)
フタ内部へ焼印革タグ縫付け2種類

付属:中仕切板=A面ジッパー式2つ
        B面ゴム口大ポケット
   ネームホルダー
   

お正月にわざわざ青森から神戸のショウルームにおいで下さりました。
当初の予定から、実際にサンプルをご覧になりだんだんと内装も凝った物に。

       

左)本体内部:ベルトはギボシにて着脱可
右)中仕切: ベルト通しつき
       A面ジッパーつきのマチありポケット2つ
       B面ゴム口の大ポケット1つ

出張の着替え身の回り品などは中仕切で隠してベルトでおさえます。
内装にピッグスウェードを使っているので、荷物をしっかりホールド
します。


完成してから検品中に重大な仕様ミスが2点発見されました。
その1:中仕切のジッパーつきポケットのマチ幅が1cm大きい
その2:フタ内側に付けられている焼印入り革タグの上部のものが、
    指示と違う名前入りの焼印が押されている。
というものです。

納品時に、仕様書と違っている部分をご説明し、修正について職人さんと
お客様の3者で相談したところ、ポケットマチはそのままで了解頂き、
フタ内側のタグを付け直すことになりました。

さてここからが大変で、蛇腹タイプのトランクはフタ作成の最初の部分
から内装が始まり、タグ1つを付け直すためにはフタ部分をまるまる作り
直しが必要です。
タグも、最初の仕様されたものは名前が入らない分高さが半分ほどしか
ありません。間違って大きな物が付けられたので、タグを外した跡に
ミシン目と糊が出てしまいます。ということはフタ全体を最初から作り
直しするしかありません。

ここでお客様にご了解を頂き、間違ってツイているタグと同じ大きさで
焼印版だけ正しい版を押したタグを作り、タグ部分だけ付け直しという
ことで作業をさせていただきました。

以下、修正後納品された際に頂いたお便りです。

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お世話になっています。
Tです。

昨日、トランクを受け取りました。
タグを付け替えたように全く見えません。
縫い目も、下の革タグと全く同じに見えます。
全然違和感がなく、ちょっと驚きました。
有難う御座いました。

さっそく荷物を詰めてみました。
最初はちょっと重いかな〜と思いましたが、
無理なく持てる範囲で収まってくれてよかったです。
内装のピッグスェードも、荷物をホールドしてくれて詰めやすかったです。
7月にもまた出張があるので、その際に活用しようと思います。
とりあえず、Collonilさんのシダーウッドオイルを塗ってクローゼットに
しまいました。
革の匂いがとてもいいです。

大切に使わせて頂きます。
有難うございました。
次回も宜しくお願いします。

失礼致します。

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ようやく無事にお納め出来てホッとしました。
じつは昨年に当社がサンプルで作っていたトランクを
1本お求め頂き、これが2本目のトランクでした。

既に「次はブライドルレザーで木枠のトランクを」という
ご希望をお聞かせ頂いておりますので、次回の仕様が楽しみなので
あります。
末永く宜敷くお願い致します。(カドタ)