

Wedding Trunk
新しい人生(たび)は
トランクの中へ・・・
ふたりの物語と、
これから生まれる家族の時間を、
ずっと一緒に旅する革のトランク。

家族を、心を、未来へつないでいく。
結婚という一日から始まる、
家族のこれからの物語。
大切な思い出を包み、
世代を越えて未来へ・・・

伝えたいもの

大きな古トランク
この古ぼけたトランクは、大正〜昭和の初めに生きた私の祖父のものです。
と言っても私の産まれる20年近く前に帰天していま すので、祖父がトランクを持っている姿など知る由もありません。
ただ、父や叔母が涙をうけべながら懐かしそうに語る祖父は、このトランクを持って満州へ渡り、貿易商になることに憧れていた遠い日の青年実業家でした。
この古トランクには、祖父母の夢、そして昭和のはじめから現在までの、父の家族、兄弟たちの大切な思い出が詰まっています。



家族の時間とともに使っていただく、 クラシックな革のトランクです。
![]() | 名 称:宮内庁御用職人謹製 匠乃革トランク 中型クラシック革トランク 基本価格 : 320,000円(税込¥352,000-) 国内送料込み 素 材 外装:牛ヌメ革 内装:コットンツイルまたは 綿麻混紡生地 芯材:ボール芯 サ イ ズ:480-310-170mm (手作りのため差異あり) 3.7kg |
![]() | カ ラ ー :チョコブラウン、ブラック、 生成り、ネイビー他 その他の色はお問い合わせください (皮革在庫状況による) 仕 様 ・内部に革焼き印タグ縫い付け (デザイン自由) ・革ネームタグ ・ふた裏側ゴム口ポケット ・本体内側両サイドポケット ・内装ライニング ベージュ (オリジナル生地、他色へ変更可能) ・真鍮製錠前・金具 ・外部に2本ベルト(30mm幅) ・外部ベルト通し (ふた面上下2箇所縫い付け、 背面は鋲打ち) |

産地と工場
鞄のまち、兵庫県豊岡
豊岡の鞄づくりは、奈良時代から続く杞柳(きりゅう)の産業を源流としています。
江戸時代には柳行李へと発展し、その後、ファイバー鞄などへ姿を変えながら、時代とともに鞄産業が育まれてきました。
昭和10年頃には地域の主産業となり、戦後は牛革や塩化ビニール、合成皮革など、新しい素材や製造技術を取り入れながら発展。現在も豊岡は、国内を代表する鞄の生産地として、素材やデザイン、新しい製品の開発が続けられています。
その豊岡で1916年(大正5年)、行李鞄からさらに鞄らしい姿を求めて生まれた「新型鞄」の創作に関わり、やがて柳に代わって革を用いた「箱型鞄」を生み出した職人がいました。
豊岡で育まれてきた箱型鞄の技術と、そのものづくりの精神は、今日の匠乃固鞄のトランクにも受け継がれています。
受け継がれる、箱型鞄のものづくり
匠乃固鞄のトランクを製造する工場では、木枠を芯とした箱型の構造に革を貼り、一つひとつのトランクを仕上げています。
革や木枠は、素材ごとにそれぞれ異なる性質を持っています。
その微妙な違いを見極めながら、長年の経験を持つ職人が手を加え、トランクの形を整えていきます。
豊岡で長い年月をかけて培われてきた鞄づくりの技術。
その技術と職人の手仕事によって、匠乃固鞄のトランクは一つひとつ形創られているのです。

職人の手で、形創られる。
匠乃固鞄のトランクには、木枠を使ったものと、ボール芯と呼ばれる硬質なボール紙を芯材にしたものがあります。
今回ご紹介しているクラシック革トランクは、ボール芯を使ったトランクです。
芯材の周りに革を貼り、形を整えていく。
その工程では、革の性質や状態を見極めながら、職人が一つひとつの素材と向き合っていきます。
革は、同じ一枚の中でも使う場所によって張りや柔らかさが異なります。
その違いを見ながら、どの部分をどのように使い、どのように貼り合わせるか。
長年の経験と手の感覚が、一つひとつのトランクの仕上がりを左右します。
しっかりとした強さと、ほどよい柔軟性。
ボール芯は、しっかりとした強度を持ちながら、木枠ほど硬くありません。
そのため、トランクの中に少し大きめの荷物を入れたときにも、本体がわずかにたわむことで、蓋を閉じることができます。
精密機器などをしっかりと守ることを重視する場合には、硬く形を保つ木枠のトランクが適しています。一方、衣類などを収納して持ち運ぶ旅行鞄には、多少の融通が利くボール芯のトランクが適しています。
クラシック革トランクは、しっかりとした存在感を持ちながら、旅の荷物を包み込む柔軟さも備えています。
受け継がれてきた、トランクづくりの技術。
私が二十数年前に初めてこの工房を訪れた頃、すでに40年ほど使われていた木枠のトランクがありました。
それからさらに時を重ね、現在では60年を経たトランクとして、今なお現役で使われています。
もとは深い紫色のヌメ革だったそのトランクは、長い年月を経て、味わい深いチョコレート色へと変化しています。
木枠ならではのしっかりとした構造を保ちながら、60年という時間を過ごしてきたその姿。それは、この工房で長い年月にわたってトランクづくりが続けられ、技術が受け継がれてきたことを物語っています。
木枠とボール芯。
構造は違っても、素材の性質を見極め、一つひとつのトランクを仕上げていく職人の仕事は変わりません。
そして、トランクは完成したその日が終わりではありません。
革は使う人の手に触れ、日に焼かれ、時間とともに少しずつ表情を変えていきます。
傷も、色の変化も、使い込むほどに生まれる革の風合いも、そのトランクを使った時間の記憶になっていきます。
職人の手で形創られたトランクは、新しい家族のもとへ渡り、そこからまた新しい物語を始めます。
ウェディングトランクとして、家族とともに時を重ねながら、その家族だけの一台へと育っていくのです。

一台のトランクから始まった、それぞれの物語。
トランクが工房を出るとき、ものづくりは終わります。
けれど、そのトランクの物語は、そこから始まります。
結婚を迎える二人。
新しい家族をつくる二人。
そして、やがて子どもや孫へ。
これまでに匠乃固鞄のトランクを手にされた方々から届いたメールや手紙には、そんな時間が残されています。

「一生使えて、二人と一緒に年を重ねられる物を」
「何か欲しいものある?」 妻(まだ結納前でしたが)にそう聞かれました。
私が探したのは一生使えて 飽きが来ず 二人と年を重ねられるも
婚姻届を提出した日も 新婚旅行の日もこのトランクと一緒でした
傷が増えるたびに 思い出が増えていく
いつの日 子供へ受け継げたら、と
そう願っています
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「二人の記念品ですので、名前をメインにするのが一番良いのではないかと思います。」
そうして作られた中型革トランク。
2006年、結納品として二人のもとへ渡り、その年の4月9日に結婚式を迎えました。
そして20年後。
当時のメールと一緒に残されていたのは、結婚報告のカードと、
「大切に使わせて頂いております。」
という言葉でした。
トランクは、結婚式の日で終わらなかった。
二人の暮らしの中で使われ続け、修理の相談も届き、住所が変わったという知らせも届く。
一台のトランクが、二人の時間とともに残っていきました。
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元(はじめ)の母のウェディングトランク
家族揃っての最後の夕食。後片付けが終わり「さあ明日の式の準備を」と思っていた時に、和室から母の呼ぶ声が聞こえた。ふすまを開けると、部屋の真ん中で真新しい革のトランクを前に母が座り、きちんと座布団が敷いてある。
さっきまで笑っていた母の目がうるんで「座って」と囁くようにうながした。
新しい革の匂いが、なぜか懐かしさを感じさせてくれる。何だったっけこの匂い・・・。
「今ね、ハジメちゃんの小さい頃の写真を見ていたら、急に寂しくなっちゃった」
トランクのふたを開きながら、中から取り出したのはレースの飾られたアルバム。
「産まれたときから去年の旅行のまで。小学校の入学式や高校の卒業式なんかも入れてる。一応今夜でこの家は卒業なんだから、最後のページにさっき写した写真も入れたら良いわ」
そう言われて手渡されたアルバムをめくると・・・
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一つのトランクが、 二人の時間から、家族の時間へ。
結婚の日に選んだ一台が、
これから始まる暮らしの中で、
家族とともに時を重ねていく。
そしていつか、
そのトランクに刻まれた傷や色の変化までもが、
家族だけの物語になっていきます。
匠乃固鞄では、ウェディングトランクだけでなく、
さまざまな用途の革トランクを製作しています。
これからの暮らしに、
どんなトランクが似合うのか。
もう少し、匠乃固鞄のものづくりをご覧ください。
クラシック革トランク〈中型〉
このページでご紹介したトランクを、
仕様や価格、革の種類など、もう少し詳しくご覧いただけます。
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匠乃固鞄のものづくり
革トランク、ダレスバッグ、アタッシェケースなど。
匠乃固鞄が手がける鞄や趣味のケースと、そのものづくりをご覧ください。
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もっと、いろいろな「世界にひとつ」を。
匠乃固鞄には、これまでにも多くのお客様から、
一つひとつの鞄に込められた思いをお聞かせいただいてきました。
その鞄が生まれるまでのやり取りや、
お客様のもとへ渡ってからの物語を、
noteで綴っています。
匠乃固鞄
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